こんにちは、菜乃です。
熱中症は、今はどんどん気温が上がっているし、本当に気をつけなきゃいけませんよね。
わたしも室内でエアコンもつけずにいたら頭痛がしてきて、熱中症になると思って怖くなってあわててエアコンをつけた経験があります;
水分は摂っていたのですが(´_ _`)
わたしは暑さに強いと思っていて、油断していたんですよね。
昼間は我慢しすぎずエアコンや扇風機をつけるなり水分補給をするなり、気をつけるようにしたのですが、次に気になってくるのが「夜間の熱中症」。
夜間って、思いっきり油断していません!?涼しいと思って(゚ロ゚;)
と思うかもしれませんが、そんな考えは本当に改めた方が良さそうです。睡眠中ですと症状に気づけませんからね。
夜間熱中症になる割合と、症状、対策について気になることをしっかりまとめてみました!
目次
睡眠中などの夜間に熱中症になる人も多い
なんと、熱中症になってしまった人の半数近くは、夜間の時間帯に熱中症になっているんです!
これはかなりびっくりしました。
日射病なら昼間の太陽が照り付ける時間に発症しますが、熱中症は日光がなくてもなりますからね…、夜間だからって甘く見てはいけません。
熱中症になって亡くなってしまった方の割合も夜間は半数近くですから、症状が軽い訳でもないですね。
亡くなった方の7割は高齢者の方ですが、逆を言うと若くても3割は割合があるということ…。
夜間でもこんなに熱中症になってしまう原因を挙げてみます。
夜間の室内は意外に暑い!
夜間は気温が外の下がるので室内も涼しいと思いがちですが、そんなに室内の気温は下がっていません。
というか、エアコン不使用だと夜は外よりも室内の方が暑いです…、はい。
わたしが今この文章を書いているのは夜24:00なんですが(早く寝ろ)、7月31日現在、室内の温度計は30.5℃ですね。
そして、外気温は25℃です……って、5℃も違うの!!?Σ(゚ロ゚;)
これは、コンクリートの壁のせいです。
昼間の太陽の熱がコンクリートに伝わりますが、その熱が放出されるのが夜なんです。すごく時間をかけて放出されるんですね。
だから、エアコンを一日使わないでいるとわが家のような熱帯夜な室内になって熱中症になりやすくなります…。
睡眠中に熱中症になると症状に気づきにくい
これは当たり前ですが、起きている時に熱中症になるのと、夜の睡眠中に熱中症になるのとでは睡眠中の方が気づきにくいですよね。
なので、夜間熱中症が危険と言われるんです(´・_・`)
熱中症は気づくのが遅れれば遅れるほど症状が深刻化していきますので、早期に気づいて対処するのが大事なんですよ!
それでは、どんな症状が出たら熱中症が疑われるのかチェックしてみましょう。
夜間熱中症の初期症状~重度の症状一覧
夜間の熱中症の症状も、昼間の熱中症の症状と同じです。
だんだん症状が深刻化していくのですが、夜間の熱中症は睡眠中ということも多いので、気がついたら症状が重くなっていたということもしばしば…。
自分だけでなく、家族がいれば周りの人が気をつけて見てあげるのも大事ですね。
それでは、熱中症の症状を軽い方から順に挙げていきます。
- ほてり
- めまいや立ちくらみ
- 汗がたくさん出る
- 筋肉の痛み
- 頭痛
- だるさや吐き気
- 体温が高い
- 体のけいれん
- まっすぐ歩けない
- 呼びかけに上手く反応できない
- 意識がない
このように熱中症の症状が重くなっていきますが、個人差があります。
汗などは出ない(暑いと感じない)のに頭痛がしてきて、いつもの偏頭痛だと思って熱中症だと気づくのに遅れるといったようなケースもあります。
ですので一概にこれを鵜のみにせず、おかしいなと思ったら熱中症も疑いましょう。
ちなみにわたしも同じようなケースで、いきなり頭痛やだるさが来たことがあります…。エアコンをつけたら治ったので、熱中症になりかけだったのかもしれません;
すぐに涼しい場所に移動し、体を冷やして、水分と塩分を補給します。
自分で移動できない時は運んであげましょう。
でも、水分補給ができないような時は、無理やり飲ませるのは危険なのでやめて下さいね。
重い熱中症だと判断したら、無理せず救急車を呼びましょう。
こんな辛い症状が出ないために、熱中症の対策はしっかりするのが一番です!
今回は夜間熱中症に焦点を当てて、対策を取りながら快眠できる方法をまとめてみました。
夜間熱中症の対策~まずは温度を下げて涼しく~
部屋の中がどのくらいの温度なら、快眠できるでしょうか?
夜間の睡眠時はエアコンの温度を28℃に設定している人も多いと思うので、28℃くらいかな~と感じるかもしれませんが、実は26℃以下が好ましいと言われています。
もちろん、個人差はありますが…わたしなんかはエアコンで想像すると「寒っ」と思ってしまいますけどね(笑)
どちらにせよ、エアコンをつけない夜間の室内温度は30℃近いことも珍しくないので、きちんと冷やすことが夜間熱中症の対策になります!
夜でもエアコンをオフにしない
夜は涼しいからエアコンなんていらないや~と思う方は、ぜひ温度計を設置して見てみて下さい(`・_・;)
気温的には25℃を超えれば熱帯夜ですし、30℃を超えたら超熱帯夜です…。
あ、うち今8月1日の23:40になりましたが、30.5℃なので超熱帯夜ですね(←冒頭から日付変わっとるがな)
エアコンを2時間前までつけていたのですが、その涼しさやどこへやら。
暑さがひどい日には、夜間に寝る時にはタイマーなどはセットせず、つけっぱなしにすることで熱中症対策になります。
エアコンが苦手な人は扇風機だけでも
とはいえエアコンはどうも苦手だ!という人は、ご年配の方以外にも大勢いると思います。(わたしもです)
なんでか知らないけど28℃の風量弱にしても冷えるので、かといって29℃では暑いので、夜は扇風機をかけて寝ることで熱中症対策としています。
普通に涼しいので、わたしはこれで睡眠中に暑さで起きることもないです…が、本当にヤバい時はエアコンをつけて寝ます。
夕方に換気をして温度を下げておく
熱中症対策にエアコンは嫌!という人にも、エアコンかけるかぁという人にも「換気」はおすすめ!
日中よりも、夕方の気温が下がってきた頃に換気をするのがおすすめですよ。
部屋の温度が下がるはずですので、その後エアコンかけるのにも経済的です(^^*)
昼間は暑いし、夜だと窓を開けておくと虫が入ってきますからね。光走性で…。
換気の時間は20分くらい、出来れば全ての窓を開けるといいでしょう。うちは虫と不審者が入ってこないように見張りながら、玄関の戸を開けておくこともあります(※夫が一緒にいる時に)
睡眠中の手は布団の外に出す
わたしみたいな冷え性の人は布団にすっぽりとかぶってもらってもいいですが、熱中症対策には、手を布団の外に出しておいた方が熱がこもらずに快適です。
暑がりな夫は布団から手を出すどころか、一切何もかけていませんが^^;
かけても剥いでしまう…冷えるなよ…?
涼しい夏素材の寝具を使う
よく、「ひんやりシーツ」などの夏素材の寝具が売っていますよね。
そういう寝具を使うのも、夜間の熱中症対策にとても良いと思います(・ω・)b
だけど、安いものや人工繊維が多いものなどは、ひんやり具合がものの数分しか持たずに、あとは蒸れ蒸れで暑いなんてこともあるので気をつけて下さい(笑)
熱伝導率が高い素材だと、肌の熱が早く寝具に伝わるので、触るとひんやり感じるという仕組みです。
麻の素材はひんやり感があるし、麻や綿は通気性・吸水性もバツグンなので夜間熱中症に最適の素材ですね。
わたしは夏は綿85%、麻15%のシーツで夜寝ています。ひんやり感はあまりないですが、全く蒸れなくてサラッと快適です♪
夜寝る部屋は1階が涼しい
寝る部屋の選び方を間違えると、とたんに暑さが増して夜間熱中症の危険性が高まります。
昼間に日光を浴びていた屋根から、部屋に熱気が伝わるので…わたしの実家の場合は2階が物凄く暑いですね、夏は。
普段は皆2階の部屋で夜寝るのですが、夏の期間だけは1階で寝ています。
それこそ2階なんかで寝たら熱中症ですよ、確実に!
やむなく2階で寝た時は、夜通しエアコンをつけて寝ました。
と、ここまで夜間熱中症にならないための暑さ対策を紹介しましたが、「冷えすぎ」も困りものですよね!?
夜エアコンなどで冷えすぎないような工夫をまとめてみます。
夜間熱中症の対策~冷えすぎないためには~
夏は普通に暑いですが、わたしはかなりの冷え性なので冷えすぎ対策も必須です…。
熱中症にならない程度の、おすすめの冷え対策をご紹介します。
夜間のエアコンの温度は高めに設定
エアコン温度をガンガンに下げてる冷え性の人はいないでしょうが、暑がりの人も気をつけて下さいね。
夜間寝ている時は、体温も下がりやすくなっています。
昼間のエアコンの温度の+2度ほどすると、丁度良い温度になりますよ^^
夜間熱中症対策には夜通しエアコンをつけていた方が良いので、温度は控えめに28℃、風量は弱風くらいがおすすめです。
体に風を直接当てなくても熱中症対策に効果あり
エアコンを高い温度にしているのになぜか寒い!という人は(わたしです)、エアコンの風が当たらない位置に寝るといいですね。
あと意外に盲点(?)なのが、扇風機の風です。
扇風機も、体に直接風を当てなくても効果があるんですよ。これ気づかなかったので、聞いた時はなるほどと思いました(`・ω・)
風を部屋に送ることで空気が循環するので、体は涼しさを感じることができます。
また、直接体に当てる場合もなるべく離れたところからにするとか、頭に当てないようにするなどの工夫も効果的です。
扇風機の風を夜の間ずっと頭に当てていると、頭痛などの体調不良を起こす場合があるので注意してください。
長ズボンと温かい布団で冷え対策
暑いからと言って、着てるんだか着てないんだか分からないような服装で寝ることもあろうかと思いますが、夜間の冷えには薄手の長ズボンがベスト。
長ズボンと、タオルケットとかではない温かい布団をはおることで、夜間熱中症の大敵「脱水症状」を防ぐ効果もあるんですよ!
熱中症は、暑さだけでなく脱水状態も原因で起こるんです。
次は、夜間に「脱水症状を防ぐ方法」をお話ししていこうと思います。
夜間熱中症の対策~脱水状態を防ぐ~
夜寝ている時には、一晩で冬なら100ml、夏なら200ml~1lも水分が失われているんです!
上手な水分補給についてはこちらの記事でも紹介しているのですが(水分補給のベストなタイミングと飲み方!こまめってどのくらい?冬や高齢者は注意)、今回は夜間寝ている時に焦点を当てていきますね。
寝ている時には脱水に気づかないので、そこから夜間熱中症にならないよう注意して対策しましょう!
夜寝る前と朝起きた後に水分補給を!
夜間熱中症対策に、夜寝る前と、朝起きた後にコップ1杯の水を飲みましょう。
夜中にトイレに起きたくないからと、水を飲まないご高齢の方が多いそうですが…、それが夜間熱中症には本当に怖いところ(´・_・`)
何も飲まないよりはマシなので、コップ半分でもいいから飲んでから寝るようにしましょう。
冷たい飲み物では寝る前に胃がびっくりしてしまうので、常温のお水がベストですよ!
睡眠中は枕元に水を置いておく
夜中にふと目が覚めた時に、喉が渇いていることってありますよね。
そんな時は枕元に水を置いておくととても便利です。夏の熱中症対策だけではなく、冬の喉の乾燥対策にも使えるので重宝しています。
ただ、ペットボトルなどを使うと、蓋を開けたり閉めたりする動作でばっちり目が覚めてしまうという経験がありまして…。
トイレなどに起きた時についでに飲むか、蓋とストロー付きのコップがあると大変便利です!
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これがあると本当に便利で、子どもの頃から風邪をひいた時に、よくアクエリアスかポカリなんかを入れて枕元に置いて寝ていました。
こぼすこともなく、埃なども入らないので、夜間熱中症対策のおともにgoodです(*´ω`)o
布団や服をしっかり着て保湿効果
脱水症状は、体から出る水分が多いと起こります。
布団や長ズボンは冷えすぎ防止だけでなく、保湿効果も期待できるので、暑いからと言って肌を出しすぎて寝るのは良くありません。
知らず知らずのうちに出ていく水分を抑えて熱中症を予防するために、夜寝る前に出来る限りの対策をとりましょう^^
「夜間熱中症の対策!睡眠中は危険!エアコンは何度?頭痛や吐き気は初期症状?」まとめ
エアコンをつけるのがもったいない、暑さに強いから大丈夫、喉が乾かないから大丈夫…と思って、熱中症になる人が大勢います。
昼間の場合はまだ早期発見できるかもしれませんが、夜間熱中症の場合は寝ている時には気づけないのがネックですよね。
無理せずに、快適な空間で眠りにつけるように意識していきましょう!
健康なのが何よりも一番、ですからね(*´ω`*)