引っ越しとなると、わたしが一番頭をかかえるのが魚です。水槽一式全ても割れ物だしデカいし重いしで本当に大変…。
お魚がいかに負担がかからないよう、ましてや死んだりしないように運ぶのにいつもハラハラです(´_ _`)
うちには全て淡水ですが、熱帯魚、常温でも大丈夫なお魚、体長は2cm~10cmまで色々います。
これまで車移動、電車移動からの徒歩移動などで水槽の引っ越しをしてきた運び方をご紹介していきます!
実際に熱帯魚の店員さんや、引っ越し業者さんに聞いたりもした運び方なので、ぜひお役に立てて頂ければと思います(*´ω`)
目次
魚やエビ等の生態の運び方!酸素と水温に気をつけて
まずは一番大切な、生態の運び方です。
魚、エビ、貝、水草まで色々と生態はいますよね。
わたしはそのどれも、2種類の方法で引っ越しの時に運んだことがあります。
- ビニール袋に入れる運び方
- 水槽にそのまま残す運び方
電車や自転車、徒歩での運搬だと1のビニール袋に入れる運び方が良いと思います。
車をお持ちなら(うちはレンタカー借りましたが)、2の水槽に残す運び方もできる可能性がありますね!
それぞれ運び方を説明しましょう。
ビニール袋に魚や生態を入れて引っ越し
魚、エビ、貝、水草なんでも、ショップから買って持ち帰る時はビニール袋に入れてもらいますよね。
それを引っ越し時の運び方に応用しましょう!
酸素入れるやつとかゴムのしばり方とか、専門じゃないと出来ないじゃん…と思うかもしれませんが、やり方は簡単♪
1、透明なビニール袋に飼育水と生態を入れる
水は多い方が汚れにくく、水温や水質なども変わりにくくて良いですが、重くて破れたりしても仕方がないのでほどほどに入れましょう。
お魚やエビ、貝の状態を見るためにも透明の袋がGood!
できるだけ魚の種類ごとに分けて入れるといいですね。入れすぎないように…。
私の場合は、25×30cm位の袋に10cmの大きい魚は1匹、2cmのは2~4匹ずつ、という具合に入れていました。
水草の場合は水から出てる時間が長いと色が変わったりするので、その辺を見てあげます。ソイルはなくてOK。
2、酸素剤を入れる
酸素が出るエアー缶タイプの物も売っていますが、お手軽なのは固形の酸素剤です。
水の中にコロンと入れるだけで酸素を出してくれる優れ物!(*´ω`)b
エアーの場合は、しばる時とかに何かコツが要りそうですよね…。
何リットルに何個入れると何時間持ちます、など書いてあるので、その指示に従って酸素剤を入れましょう。
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わたしが使っているこの「酸素発生剤O2ストーン」というものは、1リットル、小型魚2~4匹で12時間持ちます。引っ越しの運搬中くらいは余裕で持ってくれています!
熱帯魚ショップの知り合いが、自分のお店に置いてあるのを譲ってくれたものなので、ちゃんとした物だと思います。
よく見たら「小型魚用」って書いてある…。うちの10cmの子、平気そうだったけど…今度から2粒入れてあげよう(汗)
3、あるだけ水温計を入れる
全部の袋に入れるだけあるか分かりませんが、熱帯魚の袋には水温計を入れといてあげたいですね。
ちょいちょい運び途中、水温を確認しながらいきましょう。
3、袋をしばる!そして袋を二重に
袋は、ショップで買った時みたくビシッ!!としばられていなくても大丈夫でした。
輪ゴムを使わず、2回ほど硬結びに袋をしばれば、特に引っ越し移動中こぼれたりはしませんでしたね。
でも念のため、もう一枚別の袋を用意してその中に入れて運びましょう!
5、発泡スチロールの箱に生態とホッカイロを入れる!
いつもわたしが魚を運ぶ時は、「発泡スチロールの箱に入れる」という運び方でやっています。
箱自体が運搬中の衝撃のクッションにもなるし、保温力も素晴らしい!(`・ω・)
熱帯魚でないならそのままの温度で構わないですが、熱帯魚の場合は(その魚にもよりますが)大体26℃くらいはキープしたいです。
ので、寒い時期の場合はホッカイロを2枚ほど一緒に入れて運びましょう。
よほど暑い時期で水温が30℃超えになりそうなら、保冷剤を。
小まめに水温を確認してくださいね!
・・・という感じで、魚やエビ、貝、水草などの生態を袋に小分けにしての運び方でした。
次はそのまま水槽での運び方です。
水槽のままでも運べる?補助があればOKかも
車の場合は、生態を水槽ごとそのまま運べちゃいます!
注意点もたくさんあるので、読んでいってくださいね(・_・*)
1、水槽の水を減らす!飼育水はペットボトルなどへ
車での運び方で注意したいのが、揺れによって水槽が滑ったり、水がこぼれる心配があること。
水量を減らして、減らした飼育水は別で運べばいいのですが…、それでも大きく揺れる可能性は0ではありません。
魚が平気なくらいまで(水槽の2/3くらい?)水を減らし、減らした水は綺麗なペットボトルなどに入れてお引っ越しさせましょう。
2、水槽を段ボールの中へ
水槽でそのまま運ぶは言っても、一応段ボールに入れて運びました。
30~45cmの小さめな水槽でも運び方次第では底が抜けるかもしれないので、水槽を一つずつ段ボールに入れるのがいいですね。
引っ越し先で水槽を取り出す時は、上からじゃなくて、段ボールを切って横から出すと危なくありません( ˘ ᵕ ˘ )
3、車へ運んで暖房orクーラーをオン
車を使う運び方なら暖房やクーラーもつけられるので、水温の心配がないのが嬉しいところです!
それでも、水温計は入れてしっかり小まめに確認していました。
4、水槽&魚を死守せよ!
大事なのは、運転する人の配慮と、それと水槽を守る係の人がいることですね!
運転しない人が水槽をしっかり押さえて、念のため蓋の隙間はガムテープで貼ってふさいでいました。
運搬中は酸素の供給も減るので、酸素剤を入れたり、蓋を閉めっぱなしにはしないことを心がけましょう。
うちの場合は高速、下道いろいろ使って2時間の引っ越し距離を車で運びましたが、大して揺れることなく無事に新居に着けました。
引っ越し先に着いたら、まず第一に魚!水槽!の立ち上げと準備です…。
夫には「他の荷物も運べよ~」と言われましたが、こればっかりは仕方ないですね(。´Д⊂)
水槽の梱包と運び方!引っ越し業者に頼む時の注意
水槽を魚を入れて運ぶ時は上で話した通りですが、水槽だけで運ぶ時の運び方はどうなのでしょうか??
引っ越し業者さんに聞くと、「水槽の中身をカラにして段ボールに入れて、割れ物と書いてくれればOKです。」とのことでした。
水槽を一つずつ段ボールに入れて、隙間に緩衝材(タオルなど)を突っこんでおくといいですね(・_・*)
わたしは心配なので、水槽の下や横、上にもタオルを敷き詰めました。
今のところ、引っ越しで運んでもらって割れたことはないです(笑)
「割れ物!」「水槽!」とでかでかとかいて、「これ水槽なんで~」と引っ越し業者さんに言っておけば…もうこれで最善を尽くしたって感じですね!
水槽の飼育水はできるだけ引っ越し先に運ぼう!
魚などの生態をビニール袋に入れる運び方でも、水槽ごとの運び方でも、大量の飼育水が残ります。
飼育水は捨てるのではなく、出来る限り全て引っ越し先に運びましょう。
というのも、魚は慣れないお引っ越しでストレスが溜まっていて…その上水質まで変わったら体長が悪くなってしまうかもしれません(´・_・`)
ですので、ポリタンクや、綺麗に洗ったペットボトルに、どの水槽の飼育水か分かるように入れましょう。
一応、飼育水で共洗いはしましょうね。
容器に水道水や、その他の成分が入っているかもしれないので、一度少量の飼育水を入れて洗うことです。
理科の実験とかでビーカーとかの共洗い、よくやりましたよね(笑)やらないっけ??
余談ですが、わたしは引っ越し前々日くらいにペットボトルが足りなくて、近所の資源回収から拾うという荒業に出ました……。(深夜に…怪しい;)
よ~~く洗ったのですが、やっぱり前もって自分で用意しておくべきですね(´⌒`。)
底砂(ソイル)は水槽に残したまま運んでもOK?
水槽を引っ越し業者さんに任せる場合、底砂(ソイル)はどうするのでしょうか?
「水槽をカラにして」と言われたので、底砂も全て出して運んでもらうのが良いのでしょうね(・ω・) 底砂は袋などに入れて…。
ただ、わたしの場合はとても細かい底砂だったので…、土のような?
湿ってたからこぼれないだろうし、水槽にダメージもないかな?
みたいな、自己判断でそのままにしてしまいました(爆)
結果、こぼれないどころか入れたまんまの状態で引っ越し先に着きましたが…笑
本当は水槽の中はカラにした方がいいんでしょうし、粗い底砂の場合はガチャガチャ水槽に当たって傷がつく、ということもあると思います。
破損しても引っ越し業者側は責任をとれませんので、よく考えた上で運び方を決めましょうね(´ω`*)ノ
ということで、以上、引っ越しの際の魚や生態、水槽、その他もろもろの運び方のお話でした!
「引っ越しの水槽の運び方!魚や生態、飼育水、水草、底砂はどう梱包する?」まとめ
今回、なんだか引っ越し作業中の業者さんもアクアリストの方で、色々親身に教えてもらいました。
「僕もいつも大変なんですよー」って。
やっぱり、水槽を持っている人の宿命というものですよね…!
引っ越しの移動で魚たちを死なせたことはないので、参考にしたい部分がありましたらぜひ参考にしてみてください( ˘ ᵕ ˘ )
ただ、魚の種類や大きさ、環境などによっても運び方は違うでしょうから、あなたの判断を大切にしてくださいね!
また機会がありましたらお立ち寄りください♪