最近家族がインフルエンザにかかりました(今はもう完治)。
わたしが近くの病院を検索していると、熱が38度6分あるのにも関わらず出た言葉は「病院行かないとだめ…?」でした( ̄▽ ̄;)
やっぱり子供じゃないですけど、病院は行きたくないですよね…。
いや、大人だからこそ「行かなくても治るんじゃない?」という過信?があるというか。
もしインフルエンザが移っても、わたしも病院に行きたくない!病院に行かなくても、薬なしでもインフルエンザは治るの…!?
と淡い期待を持つ人も多いと思うので、実際のところどうなのかまとめてみることにしました!
目次
インフルエンザは病院に行かないで薬なしでも治るの?
それでは早速、インフルエンザは病院に行かないでも治るのか?
薬なしで自分の力だけで治癒するのか、治るとしたら何日くらいかかるのかを見ていきましょう。
インフルエンザは薬なしでも治る!
インフルエンザは、大きなカテゴリで見れば風邪の一種です。
「風邪」とは、色々なウイルスや菌によって体に不調が起こること(のどや鼻など)の総称なのです。
そのウイルスの中に「インフルエンザウイルス」も含めれば、風邪の一種ということになります。が、普通の風邪とは違う急な高熱などの独特な症状があるため、医療の場では別物扱いされています。
ですのでインフルエンザも、薬なしで自らの「免疫力」だけで治すことができるんです!
薬なしだとインフルエンザは何日くらいで治るの?
じゃぁなんでみんな、薬なしで治さないの?
それは、インフルエンザの薬を病院で処方してもらって飲めば、早く症状が治まって楽になれるからです。
薬を飲めば、あの辛いインフルエンザの高熱やだるさなどの症状を1~2日早く治すことができます!
…それだけのようです(・ω・*)
その1~2日を耐えることができるなら、インフルエンザのために病院に行って薬を飲む必要はないと言えますね。
病院に行けないまま48時間経過すると薬が飲めない
忙しかったり病院が休日だったりして、病院に行けない人もいるでしょう。
そうこうしている間に48時間以上経過すると、そもそもインフルエンザの薬は効かなくなります。
そういう早く病院に行けなかった人たちは、全員インフルエンザの薬なしで治していることになります。(のどの薬など、そういうのが処方されることはあります)
金曜日に発症した人など、結構な人が薬なしで治していそうですよね…。
インフルエンザを薬なしで治さなきゃいけない人もいる
薬の副作用を強く受けたり、アレルギーがある体質の人はインフルエンザの薬が飲めないこともあります。
そういう方は、インフルエンザにかかったとしても毎回薬なしで治すことになります。
病院に行っても薬がもらえないんですから、病院に行かずに自宅で治すことになるでしょう。
早く治したい場合はかわいそうですが、アレルギーでアナフィラキシーショックが起きると命に危険な状態にもなり得るので、薬なしにした方がむしろ安全です。
隠れインフルエンザの人は病院に行かない
なんと、インフルエンザの自覚症状がない患者さんもいます。
高熱もない、体に不調が見当たらない「隠れインフルエンザ」の皆さんは、病院に行くこともなく知らないうちに治ることに…。
隠れインフルエンザでもインフルエンザウイルスは持っているため、治るまでは人に感染させてしまいます。
では、どうやって薬なしで治すんでしょうか??
病院に行かない・薬なしでインフルエンザを治す方法
病院に行かない、行けないなら市販の薬とか…自己流でなんとかなるでしょ♪
いやいや、ちょっと待ってください(`・д・;) しっかり調べないと逆効果なんてことも…!?
インフルエンザの時は市販の薬は飲まない
インフルエンザが風邪の一種という考えもあるなら、市販の風邪薬を飲むのはどうでしょう?
うちの家族が38℃越えの熱が出た時、のど痛いだけで体は痛くないし、多分風邪かなぁ…てことで「のどの風邪薬買ってきて!」と言われたんですね。
それでわたしが近くの薬局に行ったら、薬剤師さんにこう言われました。
「インフルエンザなら風邪薬に入っている成分が悪影響だから、やめた方がいいよ!」「明日も38℃以上の熱があったら病院に行ってね!」
今回は、レジでご厚意で薬の説明をしてもらえたから良かったものの、素人判断で薬を飲ませるのはやめましょう(・・;)
熱は体がウイルスと戦っている証拠なので、解熱剤もできれば使わない方がいいですね。
薬なしで治すにはとにかく休んで栄養を取る
病院に行かずに薬なしで治すには、とにかくゆっくりと休むこと!
高熱なので熱いとは思いますが、できるだけ暖かくして汗をかき、汗をかいたら着替えて、体が冷えないようにしてください。
水分補給はこまめにしっかりとしてくださいね!
余裕があれば、おかゆなどの食べ物も食べて栄養を補給してください^^
インフルエンザの看病の仕方については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
→インフルエンザの看病の仕方!家族は会社出勤を休む?感染予防・対策や食べ物
インフルエンザは薬なしだと何日で治る?
薬なしの場合、インフルエンザによる高熱は3日程度続き、その後1週間ほどで完治します。
高熱が下がっても微熱やだるさ、せきなどが続きますね。
学校保健安全法施行規則では、「発祥して5日経過、かつ解熱してから2日」たたないと学校に行くことができないと決められています。
これは学校での話ですが、大人の場合でも同じ日数が必要です。
熱が下がると「治ったー!」と会社に行きがちですが、インフルエンザウイルスはまだまだ体には残っていますからね…うつしてしまいます(。´Д⊂)
病院に行かないと危ない人もいるんです!
病院に行かないと危ない人もいる…自己判断は危険
無理して病院に行かなくてもいいんだ、ラッキー♪とはいかない人たちもいます。
インフルエンザにかかった場合は、すみやかに病院に行って薬をもらうべき人とは、どのような人たちなのでしょうか??
持病がある人は症状が重くなりやすい
もともと気管支が弱かったり、ぜんそくがあったり、脳や心臓など内臓に疾患がある人がインフルエンザにかかった場合は、ただちに病院に行ってください。
インフルエンザの症状がそれらの持病と合わさり、さらに重篤化しやすいので大変危険です。
薬なしでとか言っている場合じゃないので、お医者さんの判断を聞きましょう!
免疫力が弱い人は薬なしでインフルエンザが治りにくい
インフルエンザが薬なしで治るのは、自らの「免疫力」があるおかげです。
疲れていたり、最近寒い思いをしていたり、運動不足などで免疫力が弱まっている人は当然インフルエンザの治りが遅く、もっとひどくなる場合もあります…。
自分は健康だ!と思っていたも、ちょっとした環境の変化でもストレスが溜まっていることがあります。
そう考えると、自分の免疫力がどれくらいあるのかなんて分かりませんから、病院に行かないという選択は案外勇気がいりますね。
妊婦さんや子供は絶対に病院へ!
子供は風の子元気な子!なんて油断してはいけません。
子供がインフルエンザにかかった場合は、大人よりもはるかに注意が必要です。
体がまだ弱いので、症状がどんな急変をするか分からないし、薬なしで高熱の状態を長くするのはとてもかわいそう…(・ω・、`)
子供こそ、タミフルなどの薬で異常行動を起こしやすくて危ないじゃないか!
という意見もありそうですが、今は子供の場合は違う薬を出す病院がほとんどです。
インフルザと言えばタミフル!という時代もありましたが、うちは大人でさえ「ゾフルーザ」という薬を出されましたからね。
インフルエンザでも病院に行かない・薬なしで治す利点
インフルエンザになってしまった場合は、やっぱりわたしは病院に行った方がいいと思うのですが、「病院に行かない、薬なしで治す利点」をまとめてみました。
次に「病院に行く利点」もまとめますので、あわせて参考にして頂ければと思います。
病院に行かないとお金や時間を節約できる
インフルエンザで病院に行くと、診療費用、交通費などお金がかかりますよね。
普段は自転車や車で行ける距離でも、頭がもうろうとしている状態ではバスなどの公共交通機関に頼ることも考えられます。
病院に行っても、苦しいのに待ち時間が長いこともありますし…。
病院に行かないことで、お金や時間をだいぶ節約できるでしょう。
ちなみにうちの家族の場合、バス代往復400円、診療費2000円、薬代も2000円かかりました。高い…。
病院で病気をもらわなくて済む&うつさなくて済む
インフルエンザで弱っている体に、さらに他の病気の菌までうつされたら大変です。
わざわざ病院に行って検査をしたら陰性で、インフルエンザの薬をもらえなかった…!なんてことになったら、病院に行かない方がマシですよね^^;
明日になったら陽性になるかもしれないから、また病院に来てください。なんて面倒ごとになる可能性もあります。
それに、病院に行かないで自宅療養していれば、インフルザウイルスをわざわざ外にまき散らすこともありませんよね。
薬の副作用の影響を受けなくて済む
どんな薬にも、副作用の心配があります。
インフルエンザの薬の副作用を受ける人は2000人に1人くらいの割合でいるので、決して他人ごとではありませんよね。
中には重篤な状態になってしまったり、最悪の場合アナフィラキシーショックによる死亡例もあります…。
薬の副作用では、吐き気、頭痛、けいれん、鼻血や血尿、呼吸困難などが起こる場合がありますので、薬なしで治るならそれに越したことはありません。
だけど、わたしとしてはやっぱり病院に行ってほしい気持ちがあります。
インフルエンザで病院に行く利点!やはり行った方がいい
病院に行かなくてもインフルエンザは治る可能性が高いにしても、行った方がいい利点もたくさんあります!
ぜひメリット・デメリットを考えて、総合的に判断してみてください。
薬なしで過ごすより飲んだ方が楽!
インフルエンザにかかっている最中、特に高熱が出ている時の体は非常につらいものです。
わたしの家族は病院に行って薬も飲んだのですが、それでも「もう二度とかかりたくない…」と言っていました^^;
いつもは食べるのが大好きなのに、おかゆを少し食べるのが精一杯でしたし…高熱が出た丸2日間、ご飯食べて薬を飲む以外はほぼ寝たきりでしたね。
病院に行って薬を飲めば、高熱が1日~2日ほどは早く引きます。
たかが1日でも、苦しい中での1日はかなり大きいですよ!
病院に行かないよりも精神的に安心できる
病院に行かない、という選択を取るのは自己責任になってしまいますよね。
自分が今疲れているか、免疫力が弱まっていないか、持病がないか…などを自分で正しく判断する必要があります。
大人でも、今の体調を正確に把握するのは難しいもの。
不安な気持ちでインフルエンザにうなされるのはしんどいですし、取り返しのつかないことになる前に、病院に行って専門家に判断してもらうのが安心です。
病院の診断書が必要な場合も
お勤めの会社によっては、病院に行くと書いてもらえる「診断書」が必要になるケースもあります。
そうなると、病院に行かないという選択肢はなくなりますね。
うちの家族の場合は、診断書がなくても対応してもらえました。意外と値が張るものなので、助かりましたが^^;
早く会社復帰したい人などは、病院に行く方が早く治る可能性が高いです。
「インフルエンザは薬なしで病院に行けない・行かないでも治る?子供はダメ」まとめ
わたしとしては、インフルエンザは薬なしでも治るんだ~とかなり衝撃でした。
あんなに「予防接種しろ~」だとか、「学校や会社に来ちゃだめ!隔離しろ~」だとか騒ぎになりますものね…(・_・ )
インフルエンザをこんなに怖がっているのは日本だけだ!なんて意見もあります。
確かに治る可能性も高いかもしれませんが、病院に行かないという選択はなかなか勇気がいることではないでしょうか。
体調が元から優れない人や子供の場合は必ず病院に行かせ、病院に行かない場合は本当にそれでいいのか、慎重に考えてくださいね!
またの機会がありましたら、よろしくお願いします♪