リンドウの花は、純日本という感じで野に咲く謙虚な花に見えますが、普通にお花屋さんでも売っているんですよ。
花束にしたり、アレンジメントにしたり…。
リンドウにも種類があるので、一番人気の青や紫色だけでなく、ピンク色や薄い水色もあったりして…すごく可愛いんです(*´︶`*)
お花やさんの花も良いですが、季節が来ると自然の中で咲いているリンドウもすごく美しいですよね!
すらりと伸びて、いくつもの花をつけるリンドウ。
リンドウのの季節はいつ頃なのか、丁度時期が重なるとはいえなぜ敬老の日に贈るのか…などなどまとめてみたいと思います。
さらに、リンドウの花言葉、色々な種類、漢字で書くと「竜胆」という変わった漢字(りゅうたん…?)になる意味もお話していきます。
リンドウの花の開花時期は秋の季節だけ?
リンドウの花が綺麗で見頃なのは、どの季節や時間帯なのでしょうか?
リンドウの花が見られる時期を、
- リンドウは日本の秋の季節を代表する草花
- リンドウの花が開花している時間
- お花屋さんでリンドウが売られている時期は?
この3種類の視点からお話していきます(・ω・)/
リンドウは日本の秋の季節を代表する草花
リンドウの花の開花時期は、主に9~11月の秋の季節だけです。
ただ、種類によっては5月ごろの春の季節に咲くリンドウもあります(ハルリンドウ、フデリンドウなど)。
リンドウは日本も原産地ですし、日本の秋を代表する草花と言って良いでしょう(*´︶`*)
リンドウは、暑さと乾燥が苦手な花です。
だからリンドウは夏の季節に弱く、涼しくなってきた秋に開花するんですね。
夏の時期は湿気があるじゃない?と思うかもしれませんが、夏の気温や日差しで土の水分が蒸発してしまいますからね…。
そしてリンドウの花は、咲いて2ヵ月ほどするとタネをつける時期となります。
ぜひタネを取って、リンドウを増やすのにチャレンジしてみてはいかがでしょうか!
リンドウの花が開花している時間
リンドウは、花の時期の間は毎日開花してくれます。が、天気が「晴れている時だけ」花を咲かせます。
リンドウは暑さは苦手ですが、日差しは好きで、日光がないと開花しないんですよ。
曇りはだめってことですね。
もし日陰なんかにリンドウの花を置いてしまうと、ずっと閉じたままということに…(´_ _`)
夏の時期は日陰の涼しい所でいいんですけどね。
もちろん日光のなくなった夜の間も閉じているので、リンドウは朝起きて夜は眠るわたしたちみたいな生活ですね。
お花屋さんでリンドウが売られている時期は?
お花屋さんでは、リンドウは大体6~11月頃の時期に取り扱われています。
育てる用の「鉢植え」のリンドウは秋の時期でないと売られませんが、「切り花」なら一足早く、夏の時期でも売られていますよ^^
切り花でのブーケやアレンジなどを入れると、リンドウはかなり長い時期で楽しめますね。
リンドウに限ったことではないですが、切り花は水をたくさん吸わせてあげると長持ちします。
リンドウの場合は、茎がポキッと簡単に折れるので、手で折って花瓶にさしましょう。
そうすることで、ハサミで切るよりも水に触れる面積が大きくなって、リンドウの花が長持ちします♪
あとは、リンドウの花の構造的に花の中に水が溜まりやすいので、下に向けて水を払ってあげましょう。
お花屋さんでリンドウを買って贈る場合は、「花言葉」も気になってきますよね!
リンドウの花言葉は、かなり重みがありますよ…。
リンドウの色別(紫・青・白)花言葉!怖いって本当?
花言葉は色別で付けられていることも多いですが、花全般の花言葉もあります。
リンドウ全般の花言葉は、
正義、誠実、勝利
というとてもリーダー格あふれるものになっています!
アンパンマンみたいなアニメの主人公タイプですね(ノ)・ω・(ヾ)←例えが…
花言葉の由来は、
- リンドウは真っすぐに伸びている → 正義
- 朝の時間に開花し、夜にしぼむ → 規則正しく誠実
- リンドウは漢方として使われていて病が治る → 勝利
ということです。花言葉を見るに、リンドウのイメージは相当良いものだったみたいですねっ。
ですが、リンドウには怖い花言葉もあります…。
悲しんでいるあなたが好き
…。狂気ですね。
この花言葉の由来は、リンドウが他の花が枯れた時期に咲くことから、寂しそうに見えたためらしいです。だからって…(-ω-;)
まぁ悪い意味の花言葉で渡す人なんてあまりいないでしょうし、自分の使いたい花言葉を選べばOKです。
紫色のリンドウの花言葉
満ちた自信、勝利、正義
すごいですね、リンドウ全般の花言葉に自信が加わりました!
なにかの大会や試験など、大切な勝負事の時に贈ると相手に喜んでもらえそうですね。
青色のリンドウの花言葉
誠実、正義
リンドウの場合は紫色と青色が混同されることもあるのですが(青紫色…?)、分かりやすい薄い青色のリンドウもあります。
青色の花言葉の場合は、クールな印象がつきものですね。
白色のリンドウの花言葉
貞節、的確
貞節とは、身も心もあなたにだけ捧げますよーということ。
白色の花言葉は、その清らかな見た目から純情そうなイメージが多いです!
もらった方も、「わたしって清らかに見られているのかなぁ。」と嬉しく思うことでしょう^^(?)
リンドウは紫色(青色)だ、と思っていた人も多いかと思いますが、意外と色の種類がありました。
確かに、日本の山などで見られるリンドウは青紫色ばかりなのです。たまに白色も見かけるくらいですね。
次はリンドウの種類(品種)と、原産地や分布の話をしたいと思います!
種類や品種が意外に多い!リンドウの原産地は日本?
リンドウの原産地は、日本の他に、中国、朝鮮、ロシアのシベリアも含まれます。
いずれにしても、日本近辺にしか咲いていない花のようですね。
こんなふうに、野山では野性のリンドウの群生を見ることができる場所もあります。
素敵な動画をありがとうございます!この動画はエゾリンドウという種類のリンドウですね。
世界を含めると、リンドウの種類や品種は400種類以上もあるとされています!
園芸用のリンドウは、日々品種改良で品種が増えていますし…今後もっとたくさん増えていくかもしれません(*ノ・ω・)ノ
リンドウの中でも、日本でよく見ることのできる種類をいくつか紹介してみたいと思います。
エゾリンドウ
- 分布…北海道~近畿地方
- 開花時期…8~10月頃
- 特徴…花は青紫色。背丈100cmくらいになる大型。お花屋さんで売られている園芸種は、このエゾリンドウを品種改良したものも多い。
オヤマリンドウ
- 分布…東北地方~中部地方
- 開花時期…8~9月頃
- 特徴…花は青紫色。背丈60cmくらいで、少し小さい。
ミヤマリンドウ
- 分布…東北地方~中部地方
- 開花時期…7~8月頃
- 特徴…花は薄い青紫色。背丈10cmくらいでちっちゃい。
アサマリンドウ
- 分布…紀伊半島~九州地方
- 開花時期…9~11月頃
- 特徴…花は薄い青紫色。背丈20cmほど。
野性に咲いている種類は花の色も似ていますし、見た目も似ています。
ただ背丈は結構な違いがある種類もありますね。
ところでリンドウといえば原産地も日本にあるので、漢字もありそうですよね。
リンドウを漢字で書くと、どう書くか知っていますか??
リンドウを漢字で書くと?「竜胆」の意味と由来
「竜胆」。
これが、漢字で書いたリンドウです。
……(・ω・)リュウタンとしか読めませんね(え
ですが、それでも合ってるっちゃ合ってるんです。
リンドウの名前の由来は、元々「リュウタン(竜の胆、つまり肝)」から来ているんです!
これは、薬に使うリンドウの根っこが、竜の肝の味みたいに苦かったからだそうで…(竜の肝の味ってどんなやねん)
竜胆(龍胆)と書いてリュウタン→リムタウ→リンダウ…というようにだんだん読み方が訛っていって(転訛という)、最終的にリンドウになったのが語源とのこと。
すでに平安時代にはリンダウのような発音だったと言われています。
今でもリンドウを薬や漢方に使う場合は「竜胆(リュウタン)」と呼びますから、リュウタンと読んでもあながち間違いではないのですね。
しかし、リンドウの花の綺麗さや特徴でもなく、根っこの味から由来が来ていたとは。
いかに昔の人が、リンドウを「薬」として見ていたかが分かりますよね!
薬効を表す別名!リンドウを敬老の日に贈るのはなぜ?
リンドウの漢字もすごかったですが、リンドウの別名も格好良いというか仰々しいというか、とにかくすごいんです!
ヒマワリ(向日葵)♪ みたいに可愛らしい感じはカケラもありません。だけど…
リンドウを「薬」として大切に使っていたのは伝わってきます。
今は野性のリンドウはあまり見かけなくなってしまいましたが、昔はあちこちにたくさん咲いていたんですって(´‐`*)
リンドウの別名がすごく効きそう
リンドウは、別名でエヤミグサ(疫病草、瘧草)とも呼ばれます。
昔に呼ばれていた別名で、リンドウには様々な薬効があることからつけられました。
主な薬効は、「健胃作用(胃を健康にする)」があるとされています。
リンドウはかつて薬として重宝され、今でも漢方になっています。そこから、長生きを願って「敬老の日」に贈られる花として定番になったんですよ(*´ω`*)
敬老の日のプレゼントに最適!納得の理由が
敬老の日にリンドウを贈る理由は、健康を願う他にも理由があって、ちょうど咲く時期が敬老の日(9月の第3月曜日)あたりというのがあります。
それに、リンドウの色・紫色が高貴な色だから、という理由も。
「敬う」日ですから、位の高いイメージの花を渡すのはとっても理に適っていますよね!
それに、敬老の日によく分からない西洋の花を渡されるよりも、馴染みの深い日本原産の花を渡される方が嬉しいはず…。
そういう意図もあるんじゃないかな?と個人的には思っています。
というふうに、リンドウは敬老の日に合っているし、丁度敬老の日の時期に咲くぴったりの花です。
花の日のカーネーションくらいに有名になって、みんなで贈りあえると良いですね♪(*´︶`*)
「リンドウ(竜胆)の花の季節はいつ?色の種類ごとの花言葉!敬老の日になぜ贈る?」まとめ
日本人に古くからなじみの深い、リンドウのお話でした。
なじみが深いとは言っても今はそうそう頻繁に見かけることもないですし、山にわざわざ見に行かないと野性のリンドウに出会うのは難しいです。
山にさえいけば、ころころ咲いていたりもするんですけどね…。
とっても綺麗で可愛いお花なので、時期にはぜひ見に行ったり、贈り物にしてはいかがでしょうか(´∀`*)