マグロの種類の違い！ビンチョウマグロは？色、味、値段…、ネタのマグロは何？

スーパーやお寿司屋さんで見かけるマグロは色々な種類がありますよね。

よく見分けがつけやすいのは、赤い種類のマグロ（本マグロとか…）とピンク色のビンチョウマグロでしょうか。

なぜかビンチョウマグロだけは明らかに値段も味も違う気がするし、そもそも見た目からして違う！！
マグロと名前に付くけど本当にマグロなのか…！？(゜д゜)ってほど違います。

くるくる回る安いお寿司屋さんに行ったら「マグロ」と「ビンチョウマグロ」があったので、昔はそういう2種類なんだなぁと思っていたこともあるんですが…、

普通のマグロと思っていた中にも、色々種類があるんですよね。

その見た目の違いから、「マグロとビンチョウマグロの違いってなに？」という人が（わたしも含めて）いますが、ここでは他の種類のマグロとの違いも一緒に紹介していこうと思いますよ＾＾

マグロの種類の違い！ビンチョウマグロもマグロの一種

ビンチョウマグロも、今から紹介する種類も全部マグロの仲間です！
みんな分類は「スズキ目サバ科マグロ属」の仲間たちです。

ビンチョウマグロは小さめの種類ですね。

ビンチョウマグロ以外で、普通にスーパーやお寿司屋で売られているマグロの種類は、キハダ、メバチ、クロマグロが主にいます。
少し馴染みが薄いところで言えば、ミナミマグロという種類もいますね。

流通名は、下の通り少し名前が変わることが多いです。

流通名だとみんな名前に「マグロ」と付いて分かりやすいようになっていますね。

ビンチョウマグロくらいのぱっと見の色の違いなどはありませんが、それぞれ違いがたくさんあるので見ていきましょう！！

まずは見た目、色の違いから(*・ω・)ノ

マグロの色の違い！ビンチョウマグロだけはっきり分かりやすい

マグロの種類の色の違い…と言われて、ピンとくるのはビンチョウマグロの違いくらいではないでしょうか？？

それ以外の種類のマグロにも、見る人が見れば少しずつ違いがあるんです！

…見る人が見れば、なので、一般素人にはすこーし難しいかも…。マグロ屋さんでも間違うこともあるみたいですよ／(＾o＾)＼ﾑﾘｹﾞｰ

マグロにはこういう色の違いがあるんだ。という傾向で見てみて下されば幸いです。

ビンチョウマグロの色の違い

ビンチョウマグロの大きな特徴は、他のマグロと違いとても薄い色をしていることです。

もちろんマグロの種類なので赤身ですが、赤色というよりはピンク色と言った方がいいでしょうか。かわいらしい色をしています(゜‐゜*)

ビンチョウマグロは、切り身によっては白色に近いようなこともありますね。
白っぽい色をしている理由は、脂が多いからです。

キハダマグロの色の違い

ビンチョウマグロと違い、いかにもマグロっぽい赤い色ですね。
でも、他のマグロの種類の中では、色は薄い方です。

キハダ…という名前は身の色のことではないとは思いますが、スーパーなどで見ると本マグロなどより若干黄色みがかっているというか、色が薄いような感じがします。

メバチマグロの色の違い

メバチマグロは、先ほどの種類のキハダマグロよりもさらに濃い赤い色をしています。
…と言っても、違いはさほど分かりません＾＾;

ミナミマグロの色の違い

ミナミマグロは、脂が多いので若干白みがかったような赤色をしています。

質感も他の種類のマグロと違い、見た感じ、しっかりしているというよりは柔らかそうな印象をうけますね。

ただ、ミナミマグロはそんなに出回ってはいないので、普通のスーパーなどで見かけることはあまりないでしょう。

本マグロの色の違い

本マグロは、本当に濃い赤色をしています。

スーパーなどで「本マグロ」と書かれていると、「おぉ～」と言いたくなるような見事な赤色をしていますよね…！（名前パワー？）
だけど、本当に食欲が出てくるような色です。

色にも違いがあるなら成分の違いもあるということで、マグロの種類によって味も変わってきます！
一番大事な「味」にはどんな違いがあるんでしょうか？？o(・_・´)

マグロの種類の味の違い！ビンチョウマグロはとろっと、他は味の濃さ

正直わたしは、お寿司屋で食べた「マグロ」と「ビンチョウマグロ」の違いくらいしかパッとは分かりません（＾＾;）
それらはパッと分かったんですけどね…。

他は、これは美味しいマグロだ！これは何かいまいち…くらいの違いしか分からないので、何の種類かと言われると…？

マグロの種類ごとに味の違いはちゃんとありますが、時期や産地、部位、個体、お店によっても違うでしょうね。味の分かる方は違いを確かめてみてください！

ビンチョウマグロの味の違い

ビンチョウマグロの味は、悲しい言われ様です。
美味しくない、水っぽい、マグロと違う、マグロじゃない、etc…。

それを業者さんなども分かっているのか、ツナ缶として加工利用されることが多いのも悲しい事実。

しかし！ビンチョウマグロの味は美味しい…むしろマグロよりも好き！という人もいます。
こればっかりは好みの問題ですから、なんら不思議ではありません。

かくいうわたしも、ビンチョウマグロの味が好きです。

ビンチョウマグロはスーパーで買って焼き魚にして食べることが多かったですが、お寿司として生で食べて見ると、柔らかくて、（ちょっと大げさに言うと）とろけるようで、美味しかったです！

実際ビンチョウマグロのトロの部分、ビントロなどは人気がありますしね（＾＾*）不味い種類って訳ではないのです。

キハダマグロの味の違い

キハダマグロの味は、ビンチョウマグロとはかなり違います！
赤身の部分は身がしっかりしていて、とけるような感じはありません。

マグロの種類の中では味があっさりとしている方で、あっさり嗜好の人には人気な味だと思います。

メバチマグロの味の違い

メバチマグロは、キハダマグロと少し違って、よりマグロの味がしっかりとします。

ミナミマグロの味の違い

メバチマグロよりもさらに、マグロの味が濃くします。

脂が乗っていて、甘みがあります。ミナミマグロくらいになると、旨味の強さが段違いになってきます。

本マグロの味の違い

本マグロの味はマグロの種類の中でも一番濃厚で、しっかりとした味が楽しめます！

ビンチョウマグロと比べるとやはり、キハダマグロ、メバチマグロ、本マグロの違いはそんなにないのかもしれないですが、

なんというかそういう次元の話ではなくて、味の濃さがかなり違ってくるんです！

本マグロは日本人になじみのある種類ですので、そういう意味でもわたしたちが「美味しい」と感じる味なのかもしれません。

…ということは、美味しい（味が濃い）種類ほど値段はやはり高いのでしょうか？？

マグロの種類ごとの市場価値の違い？たくさん獲れると値段は安い？

最後に、マグロの種類ごとの値段の違いを比べようと思います。

味の違いがどうこうという話よりまず、値段の違いを見てみようかなとも思ったんですが…、

最後にした理由は、「この種類のマグロが高価！」「希少だから美味しい！」という概念よりも、あなたの好みに合う種類のマグロを見つけてほしいなと思ったからです。

まぁ、名前を見た感じで、ある程度値段の違いは分かるかなとも思いますが（>_<）

マグロの種類の値段の違い

卸売の段階での値段の違いは、平成28年の水産庁のグラフのデータから、おおよそ下の通りです。

ビンチョウマグロってやっぱり安かったんですねー…。

でも冷凍にするとビンチョウマグロもキハダマグロも違いはあまりないようです。
それなら、スーパーでの値段も同じくらいになるってことですよね。

「え？ビンチョウマグロ？安いマグロでしょ？」なんて言う人は、これを見て驚くかもしれません。

マグロの種類の年間漁獲量の違い

マグロの種類ごとの、年間漁獲量の違いです。

ミナミマグロがあまり見かけない理由は、ここからですね。本マグロよりも少ない…。

マグロというと本マグロばかりに目が行きそうですが、ミナミマグロもかなりの高級魚です。

こうしてみると、あんなに安いイメージがあったビンチョウマグロは、他の種類のマグロと比べるとそこまで多くはないです。

しかも、ビンチョウマグロは小柄なマグロなのに…（・・;）

まぁ、日本人が食べているのは普通の色をしたマグロの方が多いですよね。それは当たり前か。
しかし、味が落ちるというのはこんなに価格に影響されるものなんですね…、美味しいと思うんだけどなぁ。

ぜひ、あなたもマグロの本来の価格や価値だけを見ずに、自分の好みの味を探してみてくださいね(*＾∇＾*)

＊おまけ＊結局…お寿司屋さんのただの「マグロ」は何マグロ？

お寿司屋さんで食べていたネタの「マグロ」。

どの種類のマグロなのか気になったので調べたんですが、明確な答えは出なかったです。
なので、自分で考えてみました＾＾;

まず、マグロと言えば普通は本マグロのことを指します。

だけど、安いお寿司屋でそれはないですよね。おそらく。
ですので、キハダマグロ辺りか、本マグロだとしても本マグロの子どもの「メジマグロ」の可能性もあるかもしれません。

メジマグロは安い（キハダマグロより安いことも…）ですが、それでも本マグロだと思えば嬉しいですよね（笑）

「マグロの種類の違い！ビンチョウマグロは？色、味、値段…、ネタのマグロは何？」まとめ

マグロと言っても、種類ごとに違いがたくさんあることが分かりました。

やっぱりビンチョウマグロの違いが一番分かりやすいですが（味にそんなにうるさくないわたしでも、ばっちり違いが分かりましたし…）、価格が上がるにつれてマグロの味が濃くなっていくというのが何か、そのまんまですよね。

もちろん、今回紹介した種類のマグロ以外にも、違う種類のマグロに出会うこともあると思います。

どのマグロが自分好みか？？食べ比べをしてみるのも面白そうですね(´∇｀*)