日焼け止めは、今や夏だけでなく一年中必須なアイテムとして使っている人も多いですよね。
わたしは効果が弱めの日焼け止めは一年中使っていますが、SPFやPAが強めの日焼け止めは「夏専用」という感じになっています。
そこで何が起こるかというと…、そう、「使い残し」です。
使用期限がなければ、1年後の夏にも気兼ねなく使えるのですが…(・∀・;)
日焼け止めの容器をよ~く見てみても、使用期限は見当たらない……日焼け止めに使用期限ってあるの!?
未開封ならいざ知らず、開封後の1年前の日焼け止めがあり不安になったので(肌荒れが起こったら嫌だ…)、かな~り時間をかけて調べてみました(ง •̀_•́)ง
目次
日焼け止めの使用期限はいつまで?未開封と開封後
まずは、日焼け止めにはそもそも使用期限があるのかが問題ですよね。
化粧品でも何でもそうですが、あんまり古いものを体や顔に付けるのは肌荒れがしたり、良くないような…?
未開封の日焼け止め、開封後の日焼け止めに分けて見てみましょう。
未開封の日焼け止めの使用期限
日焼け止めの使用期限は、未開封の状態なら約3年となっています。
そんなこと言っても、使用期限なんてパッケージに書いていないんですけど…?と思うかもしれませんが、これには理由があります。
厚生労働省によると、化粧品は「3年以内に変質する恐れのある場合は、使用期限を記載しなければならない」というふうに法律で取り決められているんです。
医薬品医療機器等法という、医療や薬に関する製品の販売、取扱いについての法律ですね。
ってことは、日焼け止めに使用期限が書かれていないなら3年以上持つんじゃない…?下手すれば5年とかも!と思っちゃいそうですが(笑)
あくまでもこれは「未開封」で、「適切に管理されていた場合(高温多湿を避け、日光の当たらない常温で保管)」した場合ですので、目安として大体3年くらいと思っておくのが良さそうです。
ちなみに、日焼け止めのパッケージに使用期限みたいな日付が書いてあることがありますが、これはお店の人が「いつ並べたかな?」と分かりやすくするためという意味もあるそうですね。
開封後の日焼け止めの使用期限
開封後の日焼け止めは使用期限が短くなり、1年くらいになってしまいます。
開封後だと、日焼け止めに空気が入って酸化しやすくなったり、雑菌が入りやすくなるためですね。
使用期限が1年だと、前の夏に使った日焼け止めもギリギリセーフ…??
いや、アウトかも?(∩´﹏`∩)
日焼け止めがセーフかアウトかの見分け方も後述しますが、保存状態や商品によっては危ないですので、やっぱり「1年以内」、もっと言うと「そのシーズン中」に使い切るのが安心です。
うちにも開封後で、残っている日焼け止めがあるのですが…。
安いからって買ったのは良いけど、効果の強い日焼け止め(×2本)。
1本は効果の弱めの日焼け止めを買っておけば、肌にも優しいし一年中使えたのになーとちょっと後悔しています。
日焼け止めの種類によって使用期限が短い&長いものもある!
日焼け止めには「無添加」のものもあります。
無添加だと敏感肌でも肌荒れしにくく良いのですが、酸化や腐敗などを防ぐ化学物質も入っていないため、使用期限の面で言うと持ちにくいです。
無添加の日焼け止めは、未開封でも1年程度の使用期限になりますね。
反対に使用期限が長いのは、スプレータイプの日焼け止めです。
スプレータイプの日焼け止めは、容器の中に空気や細菌が入りにくいですし、油分が少ないのでそもそも酸化もしにくい構造になっています。
お手持ちの日焼け止めがどのタイプか、確認してみて下さいね(・ω・*)
日焼け止めの使用期限が過ぎたら効果は?1年前でも効果あり
日焼け止めは、使用期限が過ぎてもすぐに効果が弱まるということはありません。
だけど、やっぱり月日が経てば成分が少しずつ変化・劣化してきてしまいます。開封後でも開封前でも、ですね。
そうなるともちろん、日焼け止めとしての本来の効果は弱くなってきてしまいます。
わたしは開封後1年経った日焼け止めを使いましたが、特に「日焼けしやすい」とか効果が変化したようには見えません…今のところは。
「まぁ大丈夫か~」と思って使用期限切れの日焼け止めは体に使っています。
が、顔には新しい日焼け止めを塗るのを強くおすすめします。
一見効果があるように見えても、何年、何十年先にはどうなってるか分からないのが怖いところ( ̄▽ ̄;)
もっと怖いことに、使用期限切れの日焼け止めは効果が弱まるだけでなく、もっと深刻な症状を引き起こす場合もあるのです…!
使用期限切れの日焼け止めを塗るとニキビなどの肌荒れに?
日焼け止めを使用期限が切れるくらいに放置すると、劣化や性質の変化が起こる…とお話しましたよね。
成分が変化したことで、肌にダメージを与える場合があります。
開封したことで、雑菌が入って繁殖してしまったり、腐敗までも起こることが…。
すごく怖いですよね:;(∩´﹏`∩);:
実際にどんな症状が出るのか、症状が出た時の対処法も見て行きましょう!
日焼け止めの使用期限が切れると起こりえる肌荒れ
日焼け止めの使用期限が切れた場合、起こり得る肌荒れは、以下のものがあります。
- 肌の赤み
- かゆみや痛み
- ニキビなどの肌荒れ
- 腫れ、かぶれ
- 皮膚の変色(白くなって残る、黒ずみになるなど)
- シミの原因になる
どれも嫌な症状ですよね…。
わたしも、合わない強い化粧品で赤みやかぶれが起こったことがあります。幸い、腕に試したので顔は無事でしたが…。
白くなって残ったりするのは「白斑」という脱色症状で、美白効果のある化粧品などで問題になりましたよね。こんな症状も起こり得るんですね(・_・;)
日焼け止めの成分にはそもそも油分が多く入っていますので、酸化などの変質がしやすいです。
古くなった油などを肌に塗る…と考えると、ちょっと塗りたくない気になってきましたよね…(汗)
日焼け止めで肌荒れしてしまった時の対処法
もし、日焼け止めでもう肌荒れしてしまったよ…という場合はどうすればいいのでしょうか??
- 日焼け止めを塗った箇所をすぐに洗い流す。
- 皮膚科へ行って薬をもらう!!
…はい、跡が残ったり症状が長引くのを抑えるために、なんと言っても専門家に診てもらうのが一番です。
実際にかゆみ、赤みの肌荒れをした家族がいるのですが、皮膚科で薬(軟膏)をもらって顔がテカテカになっていましたね…。
ちょっとかわいそうでした(´・_・`)
顔を水で毎日100回パシャパシャしたり、とても大変そうでした。(冷やすと良いのかな?)
症状によっても対処法は違うと思いますので、しっかりとお医者さんに診てもらいましょうね。
使用期限が切れた日焼け止めが使えるか判断する方法!
…肌にどれだけ自信があっても、ある日突然敏感肌になることもあります。
ので、自己責任でお願いしますね∠(`・-・)/
- 色が変色している(黄色っぽい)。
- 匂いが強い、腐っているよう。
- 透明な液体(油分)が出て分離している。
日焼け止めの使用期限が切れ、使えない状態になるとこうなるようですね…。
これはもうパッと見で分かるくらいヤバそうなので、とっとと捨て…
いや、ちょっと待って!⊂(・口・´)
使用期限が切れ、古くなった日焼け止めにも色々と活用法があるのです。
使用期限切れの日焼け止めの活用方法
肌に塗って使うのは心配だなぁ…という使用期限切れの日焼け止めは、他の使い方で有効活用しましょう。
- サビ取り
- シルバーアクセサリー磨き
- 油性ペンで書いてしまった所を落とす
- 取れないシールをはがす
日焼け止めを塗って、ティッシュやクロスなどで拭き取るだけでサビ、油性ペン、シールの汚れなどを落とす効果があるのです!
効果があまり感じられない場合は、日焼け止めを薄く塗ったまま時間を1時間程度おいてみたり、何度か繰り返すことでだんだんと薄くなっていきます。
ただ、日焼け止めが落ちにくいようなデコボコした所などには、やめた方がいいでしょう。
本当に効果があるのか、わたしも実践してみました!
黒の油性ペンで、ネコちゃんを描いてみました。
うっすら黒く汚いのは、もう20年くらい前の汚れでしょう。これも綺麗になるのかな?なんて淡い期待をしながら…。
1年前に開封した、使用期限が切れたと思われる日焼け止めを薄く塗ります。
5分くらいしてから、ティッシュで拭き取りました。(1回では少し残る部分があったので、3回これを繰り返しました。)
ネコちゃんは分からなくなりましたね!
だけど、元々あった汚れは汚いまま…。油性ペンで名前を書いた時の汚れかなと思ったのですが^^;
もしかしたら、すぐの汚れは取れやすいのかもしれませんが、長年付いていた汚れを日焼け止めで取るのは難しいのかもしれません。
実家にわたしがペタペタ貼ったシール跡がいっぱいあるので…帰ったら試してみよう~。
「日焼け止めの使用期限!未開封と開封後は効果ある?肌荒れやニキビの原因に?」まとめ
今回は、いつも何気なく使っている日焼け止めの「使用期限」について調べてみました。
そもそも使用期限という概念すらあまり気にしていなかったので、肌にダメージが…という真実には驚きました(゚口゚;
肌が弱い家族には、このことを教えてワンシーズンで買い替える(使い切る)ように言いましたよ~。
わたしは…とりあえず、1年前の夏に開封した日焼け止めは体に使ってみます。
それ以降になったらさすがに使いたくなくなってしまったので、頑張って早めに使い切ります(笑)
出先に持っていくのを忘れて、無駄に買い足すこともないように気をつけなきゃですね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました♪