今回は観賞しても綺麗、食べても美味しい菜の花のお話をしていきたいと思います。
どうでも良いかもですがわたしの名前「菜乃」は菜の花からきていて、こういう↓
菜の花のキャラクターまでいます。可愛いのでね、菜の花!
菜の花畑も見に行ったし、なばなの里も行ったし、河川敷に菜の花が広がっているとついつい立ち止まってしまいますね~(*´︶`*)
これ、わたしのお気に入りのワンショットなんですが、家族で旅行に行った時の菜の花畑です。
父と母が何か看板を見ていて、ものすっごいほのぼの感(笑)
4月終わりくらいの時期に行ったので、こいのぼりが元気に泳いでいて、桜も一緒に咲いている季節でした。
菜の花って、桜といっしょに咲いているイメージですが、時期はいつからいつ頃まで咲いているんでしょうか??
開花する前が食べられる時期…?その辺、どういうことになっているんでしょう??
菜の花を食べる旬の時期は「冬と春の季節」
大まかに菜の花の時期は、食用→観賞用→種(菜種油)用という感じに移り変わっていきます。
せっかくなので順番に見ていくことにして、まずは菜の花を食用にする場合を見てみましょう!
菜の花を食べられる時期!冬~春の季節がおいしい
食用に菜の花が出回る時期は、だいたい2~3月の冬から春先の季節が一番多いです。
一口に菜の花と言っても品種はたくさんあるので、早ければ11月や12月の冬の季節の品種もあるし、遅い時期なら4月の品種もあります。
なんとなく、年が明ける前から菜の花を食べる…なんてことは想像してなかったので意外ですね(・_・*)
早い時期の菜の花は、高級な料亭などで出されるパターンが多いようです。
寒咲花菜(かんざきはなな)という品種は、11月終わり頃からの早い時期の菜の花ですね。
伏見寒咲花菜などは「京野菜」で、京都の雰囲気をかもし出す京都のブランド野菜です(´ω`)高そう…。
食用菜の花の品種はどんなものがある?
さきほどの寒咲花菜だけでも、伏見寒咲花菜とか黒川寒咲花菜とか種類があるのですが、他にも色々な種類があるんですよ。
菜の花はわたしたちが知らないだけで、意外なほど多くの品種改良がされています!
食用に好まれるのはまず味が良いいことと、あとは食感が柔らかいことですね。
食用の菜の花の品種を挙げると、春山、華の舞、花まつり、菜々みどりなどなど…。
あのスーパーに並んでる菜の花、なんの気なしに良さそうなのを買っていましたが、一種類だけじゃなかったんですねぇ…。書いていないことも多いかな?
地域によって様々な品種がありますし、だから出回り時期もあんなに幅があるんですね!
なんで花が咲く前の時期の菜の花が一番おいしいの?
花が咲いた菜の花は、あまり食べませんよね。
たまにスーパーで買った菜の花が、ちょっとだけ花が咲いてたり、保管してたら花が咲いちゃった!なんてこともありますけど…。
食べたことある人なら分かるかと思いますが、菜の花の花を食べると何だか食感が…。
やはり、「菜」の花ですから菜の部分を食べるのが美味しいということです。(茎と葉っぱ。)
何か「花食べてる」って意識があって、食べにくいというか気分的にも悪い気がしませんか??花に…。いや、菊や桜とか食用の花もあるんですけどね(^^;)
また、花が咲いたものは苦味が強くなってしまうということもあります。
なので、きちんと花が咲く前、できれば直前の時期に菜の花は頂くようにしましょう!
花が咲くもっと前でも良いんじゃない?と思うかもしれませんが、そのくらい成長した時期が一番おいしいんです。
菜の花を収穫する際は、草丈が30cmくらいまで大きくなった時期がベストですね(´ω`)b
菜の花の開花時期は?花の種類の見分け方
種類や気候によっても違いがありますが、見るための菜の花畑などの菜の花は、だいたい春の季節に開花することが多いです。
桜前線ならぬ「菜の花前線」が毎年春の季節に来ていますよ(*´꒳`*)
沖縄県 | 1月~2月 |
九州地方 | 2月~5月 |
四国地方 | 3月~4月 |
近畿地方 | 3月~5月 |
東海地方 | 3月~4月 |
関東地方 | 3月~4月 |
東北地方 | 5月~6月 |
北海道 | 5月~6月 |
沖縄県の1月の菜の花も見てみたい感がありますが、やはり菜の花の時期は春の季節ですね。
早咲きの種類の菜の花は、上の表よりも1~2ヶ月早めに咲いているところもあります。
観賞用菜の花の種類は何がある?
菜の花畑って、フラワーパークみたいな所にもあるし、道端や河原、畑の中にあったりもしますよね。
どういう目的かによって種類や開花時期も変わってきます。
- 帰化した菜の花が自然に菜の花畑を作っている。
- 食用に摘まずに、種用に残してある。
- 観賞用に品種改良されたもの。
観賞用は、大きい花がたくさん付いて見ごたえがあって、なおかつ花の時期が長いように品種改良されていたりしますね。
よくその辺で見かけるのはアブラナ、セイヨウアブラナ、セイヨウカラシナという種類の菜の花でしょう。
どれも元はヨーロッパのお花だったんですけど…、まぁ持ち込まれたのは弥生時代とかの古いお話ですし、日本に根付いてしまっています。
手ごろな菜の花の見分け方【図解】
とりあえずよく川のほとりで見かける、セイヨウアブラナとセイヨウカラシナの見分け方を図にしてみました!
写真も貼っておきましょう。見比べてみて下さいね~(^o^*)
セイヨウアブラナの方が何となくゴージャス?な感じで、セイヨウカラシナはカスミ草みたいな可憐さがありますよね♪
菜の花菜の花してるのは、セイヨウアブラナの方でしょうか。セイヨウカラシナはその名の通り、カラシ菜の原種でもありますからどっちかというとカラシ菜寄り…?
そのまま食べると辛いですよ。
さて次は、菜の花が利用される最後の「菜種油としての時期」を見てみましょう。
菜種油の採れる時期!同じ菜の花でもキャノーラ油とは違う…
菜種油は、セイヨウアブラナという種類の菜の花から主に採れる油で、時期は5~6月になります。
春の季節に花が終わったな~と思ったら次に種を付けるので、その種から採るのが菜種油ですね。
だけど、今はあまり油用の菜の花って見かけないかも知れません。
サラダ油とかごま油とかオリーブオイルは一家に一本あるかもしれませんが、菜種油はね…
…といいつつ、わが家には菜種油があるんですけど(笑)
サラダ油の風味や健康面への影響が気になったので、普段使う油として使っています。
今は数が減っているようですが、江戸時代には多く栽培されていたようです。
わが家の菜種油もよく見たら「江戸時代から親しまれていた赤水」などと書いてありますね(゜゜)ほほう…。
菜種油はお高めですけど、うちはそんなに大量の油を使わないし二人暮らしだしで油の消費が少ないのでいいでしょう。
安い大容量のサラダ油買っても劣化するだけだしね!
さてさて、次からはちょっとしたおまけです。
菜の花の魅力にもっと迫るために、「花言葉」もチェックしてみましょう。
知られざる?菜の花の花言葉は元気いっぱい!
活発、元気いっぱい、明るさ、競争
菜の花の花言葉は、こんなに元気なイメージの言葉ばかり並べられています。
確かに明るい黄色だし、道端でも強く元気に咲き誇っている姿からはそんなイメージが浮かびますね(*・∇・*)
競争は、我先にと一生懸命咲いている姿からかな…?仲間と競争、みたいな?
菜の花はあまり贈り物にされなそうで雑草みたいですが、こんなに素敵な見た目と花言葉なら、もっともっと贈り合っても良さそうですよね♪
雑草という植物はない、と誰かが言っていましたね。
とにっかく可愛いんですよね~~、その辺に咲いちゃってる小さい花って…。菜の花も花が小さいので、小さい花にカテゴリされてます(わたしの中で)
これ↓、今すっごく見に行きたい所No.1です…。
いすみ鉄道ですね、千葉県の。1分の短い動画ですのでその綺麗さをぜひ見てみて下さい!
菜の花と桜、ばっちり満開の時期の動画をありがとうございました♪
次はちょっとややこしい、けど地味に気になっちゃう菜の花の「名前の違い」の話です。
菜の花と菜花(なばな)と花菜(はなな)の違い
菜の花の呼び名の違い、ごちゃごちゃになったことってありませんか??
そんなん気にしたことないわ!という人も多いでしょうが、気になったら気になったで眠れないのでここで説明しましょう(・ω・)و
菜の花とは
まず、菜の花とは「アブラナ科アブラナ属の花の総称」なので、広く言ったらキャベツ、白菜、ブロッコリー、小松菜の花だって菜の花です!
全部ひっくるめて、「菜の花」ですね。
確かに全部黄色い花で、よく似ていますよ~。白菜畑を菜の花畑です!!と言ってもだまされるかも?ちょっとぶっといけど…(笑)
だますも何も間違ってないか(*´□`)
あれ?こいつどっちかって言うと白菜に似てるんじゃ…。
菜花(なばな)とは
菜花というのは、菜の花の中の「菜花」という食用の品種があるのです。
あとは「食用の菜の花の食べる部分(茎や葉)」という状態のものを指すこともあって、この辺は結構あいまいに使われているようですね。
花菜(はなな)とは
花菜は菜花と少し違う点があって、それは「花のつぼみも食べる」ということ。
けれど菜花でもつぼみを食べることは普通にあるので、花を食べることを強調するような呼び方なのが花菜ですね。
地方によっても全部菜花と言ったり、花菜と分けて呼んだり、呼び方の違いがあるようです。
菜の花は全部のこと、菜花と花菜は野菜のこと。
微妙なニュアンスで呼び名が変わる、菜の花のお話でした!
「菜の花の季節!花の時期と食べる旬の時期は?花言葉や菜花、花菜との違い」まとめ
わたしの好きな植物だったのでついつい語ってしまい4300文字になろうとしていますが、どうだったでしょうか??
菜の花のお花の可愛さに見惚れるもよし、食べて春の季節を感じるのもよしです♪
春の時期になると、そこここに咲いていて…とても身近な菜の花。今度見かけたらぜひ、観察してみて下さいね♪